KDDI株式会社は、連結子会社である「ビッグローブ」および「ジー・プラン」において、巨額の架空取引が行われていた疑いがあると発表しました。
過大計上された売上高は約2,460億円にのぼり、通信業界に大きな衝撃が走っています。
この記事では、今回の不祥事の概要と今後の影響について詳しく解説します。
1. 事件の概要:なぜ巨額の過大計上が起きたのか
今回の不正の舞台となったのは、大手プロバイダのビッグローブとその子会社ジー・プランです。
- 不正の手口
実在しない広告主との間で、広告代理業の架空取引を繰り返していました。 - 過大計上の規模
累計で約2,460億円。 - 資金の流出
「手数料」という名目で、約330億円が外部に流出した恐れがあります。
2. KDDIの対応と決算発表への影響
この事態を受け、KDDIの松田浩路社長は記者会見で謝罪。現在は以下の対応を進めています。
- 特別調査委員会の設置
外部弁護士らによる調査を実施中。 - 決算発表の見送り
本来予定していたグループ全体の決算発表を延期しました。 - 報告書の受領予定
2026年3月末までに調査結果をまとめる方針です。
松田社長のコメント:
「多大なるご迷惑とご心配をおかけして、心よりお詫び申し上げます」
3. 今後の注目ポイントと市場への影響
投資家やユーザーにとって気になるのは、今後の業績修正と信頼回復の行方です。
- 連結業績への修正幅
2,460億円という巨額の修正が、KDDI本体の純利益にどの程度影響を与えるのか。 - ガバナンス体制の再構築
子会社管理の甘さが露呈した形となり、今後の再発防止策が問われます。 - 法的責任の追及
外部流出した330億円の行方と、関与した人物への法的措置。
まとめ
KDDIグループを揺るがす今回の架空取引問題。3月末に公表予定の調査報告書によって、より詳細な手口や背景が明らかになる見通しです。
信頼回復に向けたKDDIの次の一手に注目が集まります。

